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100s / OZ


artist:100s  title:OZ  label:東芝emi
 中村一義氏がフェスを機会に組んだバンド「100s」を正式な名義としての1st album。リリースは東芝emi。
 相変わらず完成度というか、職人気質というか、作りこみというか、曲ごとのクオリティがとても高いです。ロックンロールにはロックンロールの、ポップにはポップの、バラードにはバラードのエッセンスを存分に注ぎ込まれた楽曲たちはとても粒揃いで、どこを切り取っても作品として成り立つとも思います。そういう意味でとても重い。
 以前の独り打ち込み体制よりもかなりオーガニックで、同時に男らしさと汗っぽさ、というかバンドとしてのダイナミズムが顕著になりました。それがイイか悪いかは個人の判断に委ねるとしても、曲からはやはり「楽しさ」が感じられると思います。歌い方も60〜70年代のソウルフルな雰囲気が垣間見えるようになった気がします。
 そして詩も相変わらず美しいです。OZ I〜IIIの流れも美し。


 
4 bonjour's paties / pigments drift down to tthe brook


artist:4 bonjour's paties  title:pigments drift down to the brook  label:& records
 日本発の「7人宅録なのに開放的音楽集団」、4 bonjour's patiesの1st album。リリースは日本では& recordsでアメリカではmush recods。
 自由気ままな風が吹く楽曲で彩られた一枚。曲ごとにいろんな管楽器や弦楽器、鍵盤楽器を交えつつ、いわゆる普通のバンド楽器と声がのっています。主役は特にないというか、曲中楽器によるポップなハーモニーが作り出す、ゆったりして心地よい雰囲気が主役という感じです。
 その自由奔放な姿勢は曲だけでなく、バンドの在り方にも現れているようで、ライブでも担当楽器はコロコロ変わります。新しい楽器を導入するときも、その楽器を買って練習してから、という感じのようです。その所為か演奏は多少粗いとこもありつつ、逆にそれが病みつきになっちゃうのです。
 このオーガニックな感じはベルセバとかowen好き等に。morrとか聞くヒトにもいいかも。