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0,あ,か,さ,た,な,は,ま,や,ら,わ
は
はっぴいえんど / はっぴいえんど
artist:はっぴいえんど title:はっぴいえんど lable:東芝EMI
今日の音楽シーンにも多大な影響を与えた4人による、1st full album。70年にリリースされたものの再発。
元々4トラック・マルチレコーダーで録音されただけあって、音質は悪い。でもその音質の悪さと、新しい事に挑む実験的思想と、暗中模索して不器用にもがいている様子が合わさって、この懐かしくも不穏さが漂う印象的な作品になってます。音は当時のamerican rockを基調に日本語vo、gt、ba、key、drが唸る、当時の日本としては先鋭的音楽。
松本隆氏の詩は今読んでも輝いています。非常に日本のサブカル的且つノスタルジックで、アナーキズムにかぶれた20代を象徴するかのような素敵な感じ。そして鈴木茂氏と大瀧詠一氏によるツインギターの千鳥足な絡み方も、細野晴臣氏によるbandの中で一番まともなベースも趣深いです。
ジャケットのデザインから、この作品には「ゆでめん」という通称も。
ハナレグミ / 音タイム
artist:ハナレグミ title:音タイム lable:東芝EMI
super butter dogの永積タカシを中心に、クラムボンから原田郁子、ミト、polarisからオオヤユウスケ、坂田学、一曲だけnatalie wiseらが参加して結成された永積タカシのソロプロジェクト、ハナレグミの1st album。
SBDの頃はファンクとバラードを中心にやっていた感じだけど今回はバラードをメインにブルースやジャズ、レゲエなんかのエッセンスがちらほら。
まず永積タカシの声が凄い。この人の声なら何歌っても名曲になりそうな暖かさ、耳触りの良さ。鼻にかかった甘い声がうっとりさせてくれます。
そして演奏も凄い。ミトのbassがヤヴァいのは言うまでもないのですけど、原田郁子のもオオヤユウスケのも坂田学の演奏も温もりの雰囲気がもやもや出まくり。暖かいアルバムです。
「家族の風景」は相当名曲です。うっとり。お気にはm-1,4,6,7,9。
ハナレグミ / 日々のあわ
artist:ハナレグミ title:日々のあわ label:東芝EMI
映画「さよならcolor」公開もおめでたい、super butter dogの永積タカシのソロ、ハナレグミの2nd album。
やっぱり何といっても声がいい。こんなに優しい声でこんなに綺麗な歌を聞かせてくれるんだからたまらんなぁ。詩だって綺麗。少なくとも自分は少しも争いたいとは思わない。でも社会は資本主義の下に争いを強要してくる。争いとは相反する、そんな音楽だと思いました。
1stの曲は固定メンバーで録られているけど、今作では曲ごとに編成が違ってます。中にはASA-CHANGやLITTLE CREATURESの鈴木正人、WORLD STANDARDの鈴木惣一郎、おなじみのPolarisのオオヤユウスケ、坂田学やクラムボンのミト、原田郁子も参加しています。
でも元気がよすぎる曲もあって、鬱の人が聞く音楽じゃないな、とも思った。お気にはm-2,4,7,9,10。