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宮内優里 / ワーキングホリデー


artist:宮内優里 　title:ワーキングホリデー 　label:rallye
　和太鼓奏者の父とジャズシンガーの母の元に生まれた千葉出身のソロアーティスト、宮内優里氏による4th album。rallyeからは105枚目のリリース。
　軽やかで瑞々しいelectronica / popを下敷きに、儚さや暖かさなど様々な表情を見せる生楽器が奏でられていて、特にグリッチノイズの瞬きの上を流れるアコースティックの音色が美しくて幻想的。楽曲から思わせる風景は、ジャケット写真の様な、休日の日常の様な、爽やかな陽の元でのリラックスした暮らしや営みの中での、希望や自分探しの冒険、その楽しさと、ほんの僅かな明日への反発(休日が終わってしまう!)。
　ワーキングホリデーは様々な国との交流が楽しめる制度ですが、この言葉がアルバムに冠されている通り、このアルバムを中心にして国内外問わず、様々なアーティストが交流を果たしており、かなり豪華な内容になっております。元々TYTYT等で共に活動している高橋幸宏氏、その彼とも活動している原田知世さん、ファンであるらしい星野源氏、morr musicのIt's a musical、Faded Paper Figures、そしてnhhmbaseからはマモル氏、と凄い事に。
　アーティスト名やアルバムタイトル、「読書」という楽曲にしても、日本語でのアプローチが増えて、とても身近に感じられるようになった気がします。