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中村一義 / ERA

nakamurakazuyosi-era
artist:中村一義  title:ERA  label:東芝EMI
 自分の勝手な印象では「若い時から苦労してそうだなぁ」ってな感じの中村一義様御一行の3rd album。かなり名盤。
 こういうのこそが本当のj-popであるべきと言える日がいつか来ると思って祈ります。字の通り、日本のpopミュージック!や、確かにビートルズに影響受けてんだなってのは否めないですが、メロディーも楽曲も、天才と呼びたくなくても呼ばざるを得ないくらい、センスあるなぁって思うよ。
 まぁでもどうしようもないくらいテンション高いですよね、中村様は。メッセージ性の高い歌詞、「行こうぜ!皆!」的な。マイペースな自分には「うぬ…」と思ってしまう。でもキャッチャーで、最近の音楽は…とか思ってるオジサンにも聞いて欲しいかな。
 にしてもゲストがスゲェ。自分が理解できるだけでも細野晴臣も池田貴史も高野寛も名越ユキオも岸田繁も参加してんのか。久々に見てびっくりです。お気に入りは3,6以外かな。曲多い。
 この声が嫌だって人もいるのかな。確かに全体的にも音がキンキンしてるかもね。


 
中村一義 / 100s

nakamurakazuyosi-100s
artist:中村一義  title:100s  label:東芝EMI
 かなりおばあちゃんっ子だったという話を聞いた覚えがあります、な中村一義氏の4th album。中村一義名義ではラストアルバムだね。
 中村一義氏作品はもう名曲ぞろいなのはいつもどおりで、やっぱり全曲で本気を放っている感じです。曲ごとのアレンジや、イントロトラックの作り込みが凄いです。曲の密度が極めて高い感じ。そして彼の博愛っぷりで満たされた詩の世界。自分が汚れていることにとても罪悪感を感じてしまいます。
 今回はfuji rock 2001でライブ行った際のサポートメンバーで「100式(ヒャクシキ)」というバンドをくんでレコーディングを行っています。だから今までの宅録作品とはちがう、バンドならではのダイナミズム溢れる雰囲気を放っています。SBDの池田貴史も前作に引き続き参加。
 バンドでももちろんrock/popsセンスは健在。泣けます。お気に入りはm-2,3,7,9,10,12,14。